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creator interview 005 「duft(花屋)さんに、聞いてみました」

今日ご紹介するのは、東京都世田谷区、松陰神社前に位置するduftさん。
2016年5月に若井さんが始めたお花屋さんです。
松陰神社前駅に降りてすぐのところにある、松陰PLATという場所。
線路と街の間のようなところにある、ユニークなお店の集合体です。
duftさんは、その一角にあります。

店内に入ると、ドイツの近代建築をイメージとした無機質な空間と、
真ん中のテーブルに並ぶ艶のあるお花たちの対比が、何だか印象的。
コンテンポラリーなピアノの音のBGMと電車が外を通るのどかな音が混ざって、
いい雰囲気を醸し出します。
初夏の夕暮れ、オーナーの若井さんにお話を伺いました。



—お花の仕事に出会ったのは、どういう経緯ですか?
簡単な気持ちで始めた花屋のアルバイトがきっかけでした。
美容専門学校に通い、美容室に就職したのですが、すぐに挫折してしまって。
その後数年はいったい自分は何をしたいのか、という悶々とした気持ちを
抱えながらフリーターをしていました。
そんな時期にたまたま出会ったのが、お花の仕事です。
始めてみると、どんどん花の面白さに取りつかれてしまって。
自然なものなのに様々な色や形があって、毎日違う表情を見せてくれるんです。
地元の北海道の花屋にしばらく勤めていたのですが、働くうちにもっと学びたい、
もっと見たいと思うようになり、上京を決意しました。

-その後、上京し、中目黒の花屋farverでの修行を経て独立した若井さん。
duftという名前の由来は何だったのでしょう?
花って、柔らかく繊細でフェミニンなイメージですし、店主の私も女性なので、
店名や内装はあえて男性的にしたいと思っていました。
だけど花のように、なにか繊細さを感じるものがいいなと。
「duft(ドゥフト)」はドイツ語で香り、という意味です。
慌ただしい生活を送っている人にも、ゆっくりと深呼吸をして
花の香りを楽しむ時間を感じてもらえたら、と思い決めました。



-お花を作るときに大切にしてることは?
花の個々の魅力を大切にすることです。 
花って一本だけでとても魅力的で、それぞれにとても個性があります。
それを束ねることによって、個々の魅力を引き立たせることも、半減させることも
できてしまうんです。
色、形、質感、その花の魅力を理解し、使う花全ての個性を生かせる組み合わせ、束ね方、見せ方を
したいと常に考えています。
ウェディングやディスプレイ、撮影の仕事でも、花束ひとつを束ねるときもです。
花屋として当たり前なのだけど、とても難しいことですね。日々向き合っています。



-お花の仕事をしていてよかったな、やっぱり好きだなと思うのは、どんな瞬間ですか?

例えば、特に印象に残っているお仕事があったりするのでしょうか。
常にですね…!
花の市場で、いつもとちょっと咲き方や色のムラが独特なものに出会える。
ざっと適当に置いた花に、偶然、花のかわいい組み合わせを見つけて興奮してしまう。
ウエディングやディスプレイ、撮影の仕事など、納得のいくものができ、お客さまが喜んでくれる。
たくさんあります。
でもひとつ、何より嬉しいのは、関わった人がduftをきっかけにお花に興味を持ち始めて、
店に足を運んでくれたときですね。
常連さんが増えていくのも嬉しいです。
花を飾ろうって思う人が一人でも増えたらいいな、と思って店をやっているので、そういうのはとても嬉しいですね。
その積み重ねが、やっていてよかったな、これからも続けたい、につながります。



-今回のイベントでは、50年色褪せない時間というものをテーマにしています。
若井さんが考えていることが、あったりされるでしょうか

花屋として何度携わっても、結婚式って感動します。
おふたりにとっては、もっともっと特別で、どんな1日も50年経っても色褪せることはないと思うんです。
そして結婚式に携わった人たちとその後もお付き合いできるような関係を築けたら、
色褪せない時間がもっともっと素敵になると思います。
なのでおふたりとよい関係を築けたらな、といつも意識しています。
花のことだけを仕事として受けるのは簡単なことなのですが、
おふたりのことを知れば知るほど想像の幅は広がります。
例えば花の仕入れで何か選択を迷うことがあっても、
おふたりのことを知っていれば迷わず決断できたり。
ふたりのために、とその日に向けての思いも強くなるので、自然とよいものができる。
いいものや、いい関係は50年経っても色褪せないと思うので、そういうものを作っていきたいです。
そしてその後の結婚記念日だったり、お互いの誕生日なんかに、
「duftに行って花買おう。若井さんに会いに行こう。」って思ってもらえたら、とても幸せですね。

4月イベント時の様子


(取材後記)
初めて見せてもらった時から、若井さんの作るお花には独特の艶感があるなと、思っていました。
特別突飛なことをしているようには見えないのに惹き込まれるディスプレイ。
全体として綺麗なのはもちろんだけど、見れば見るほど、1輪1輪の花の存在感が
際立ってくるような気がしていて。
量の多寡にに関係なく、確かな存在感を放つ、ずっと見ていたくなるお花たち。

その答えが分かったような気がした、いい夜でした。


"duft"

花屋
http://duft.jp

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【duftさん参加スケジュール】

"Happy Very Much 2017.summer"
(東京)8月5日(土)、6日(日)11:00〜18:00  @東京浅草  BEARS TABLE
※5日はお花の展示のみ、6日は若井さんが在店し、直接の相談を承ります。
イベント全体の紹介ページはこちら→⭐️

写真   手塚洵弥
取材・本文 中澤茉里



相談会予約・お問い合わせはこちら TEL:03-6231-6570(火曜日を除く11:00-19:00) MAIL:info@happyverymuch.jp

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