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creator interview 004 「preparage(ドレスアトリエ)さんに、聞いてみました」

 今日ご紹介するのは、ドレスブランドpreparageさん。
お邪魔したのは、ヴィンテージアクセサリーや、オリジナルのドレスが並ぶ、風通しのよいアトリエ。
どこかスパイスのきいた、遊びのあるデザインが魅力のドレスの秘密。
ブランドのこれまでとこれからを、デザイナーの坂口絵里さんに聞いてきました。



坂口さんが、ブランドをはじめる経緯はどういったものだったのでしょう?
 私は元々アパレルで働いていて、その時に友達からウエディングドレスを作ってほしいと頼まれることが多かったんです。やっぱり普通の洋服って基本的にはシーズンごとに移り変わっていってしまうじゃないですか。でも、ウエディングドレスは一生に一度しか着ないものなのに、とっても大切なものとして扱われるっていうところがいいなと思って。
何度か友人のドレスを作っているうちに、だんだん、ウエディングドレスを仕事としてやってみたいなと思うようになりました。
   

ウエディングドレスの仕事を、本格的に始めようと思ったきっかけ
 知人からのウエディングドレスのオーダーも増えてきた頃、ドレスの仕事を本格的にやろうと思ったきっかけがあって。それはまだブランドができる前に知人の紹介でドレスをオーダーしにきてくれた、あるカップルとの出会いだったんです。
 そのお二人は新郎さんがフランス人で、国際結婚だったんですけど、フランスの自宅のお庭で結婚式をする予定があったんですね。
 準備を進めていた時、フランスのお母さんが新婦さんに、自分の結婚式ではお母さんのドレスを着たという話をしたそうなんです。そして新郎さんのお姉さんにあたる娘さんも、結婚式にはまたその同じドレスを着る予定なんだよ、と教えてくれたんだとか。
 その新婦さんは、それまではドレスを普通にレンタルするつもりでいたんだけど、フランスのお母さんがしてくれたその話がとっても素敵だなと思って、私のところにオーダーしにきてくれたそうなんです。
 そんな話を聞かせてもらって、私もウエディングドレスって本当にすごいなと思いました。だって結局それって、多少リメイクしているとしても、一番初めに作った当時のものが、時間を超えて、また次の人に着られるっていうことじゃないですか。ウエディングドレスは、私には考えられないくらい長い年月の中で、代々残っていく可能性があるんだなと気がついて。
何かつくづく、いいものだなと思ったんです。

ブランドネーム、“preparage”とはどういう意味ですか?
 preparageは造語なんです。
フランス語で準備や支度という意味を持つ”préparatif”と、
旅という意味を持つ”voyage”をつなげました。
結婚ということを「旅」と捉えて、ウエディングドレスを通してその準備をさせていただくという意味で、こんな名前をつけたんです。



preparageさんのドレスは、なかなか他では見ないような、ユニークな素材をドレスに使うところが一つの特徴だなと思っています。何か意図されているところがあるのでしょうか?
 そうですね。 元々アパレルで働いていたという強みを生かして、例えばニットだったりとか、普通ウエディングでは使わないような素材を使ってオリジナリティが出せればと思っています。
 あとは、大人の方向けに作っているので、例えばレースの柄にしても、花柄というより、幾何学模様とかペイズリー柄とか。可愛くなりすぎないものを意識して使ったりもしています。そういうものは、デッドストックになっている古いフランスやイタリアのレースだったりすることも多いですね。ヴィンテージレースって、今の機械だともう作れないような柄があったりするんですよ。
 ただ、ヨーロッパのものばかりではなくて、シルク素材やニットの糸は、日本のものを使ったりしています。使えるものはなるべく日本のものを使ってみたいなと思っているんです。


デザインのインスピレーションはどういうところから湧くものですか? 
 特別洋服や他のドレスを参考にしているわけではなくて、いろんなものを見て作っています。
例えば、枯れてしまったお花がしぼんでしゅんとしていたのを見つけた時に、その形がドレスっぽく見えて来ることがあったりとか。
そういう何気ないものに、結構インスピレーションを受けたりするんです。
 あと、私はドレスの仕事をするずっと前から、フランスやイギリスとかのヴィンテージのアイテムが大好きで、イヤリングか小物とか、意味もなく集めていたんです。笑 
そういう風に集めていたものを見返してみると、たまたまウエディングに合うものが多くって。
だから私のドレスデザインは、元々好きなvintageの小物から広がっていったドレス、というところもあるかもしれないです。

これから先、ブランドとして何かやりたいことはありますか?
 ウエディングって基本的に一回きりじゃないですか。リピーターはいないので。
そんな中で、私はブランド名にある通り、ドレスを通してその準備をご一緒させてもらっているんですけど。
 でも本当は、お客様が結婚して、二人で住みだして、子供が生まれて、おじいちゃんおばあちゃんになって、という全てに何か関わることができればいいのになとずっと思っているんです。今はまだそこまでいってないのですが、ゆくゆくは、結婚式というスタートをきっかけにその先まで何か繋がりが持てたら、という気持ちでやっています。



(取材後記)
 この日アトリエには、レンタルのウエディングドレスに混ざって、綿でできた1着のドレスが飾ってありました。
お話を聞くと、今ドレスをオーダーしているお客様のための仮布のドレスなんだとか。
話し合いの中でデザインを決め、一度仮布で仕立て、試着で最終調整してから本物のドレスが出来上がる。大体3ヶ月ほどの期間を経て、丁寧に仕上げられるそのドレスは、まさに世界に一着のもの。
個性的なレンタルドレスたちも、もちろん素敵だけれど、ユニークなデザインの引き出しを持つ坂口さんと一緒に作るオーダードレスの魅力にも惹かれました。
 これまでは、今までのウエディングドレスにはないものをと考え、積極的に新しい観点でのデザインをしてきたという坂口さん。「でもこれからは、オーソドックスなものも作ってみたいな。その中にブランドの色を出していきたい」とお話するこれからのpreparageさんのドレスが、ますます楽しみです。

"preparage"
レンタルウエディングドレス、オーダーウエディングドレス
http://www.preparage.jp

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【preparageさん参加スケジュール】

"Happy Very Much 2017.summer"
(東京)8月5日(土)、6日(日)11:00〜18:00  @東京浅草  BEARS TABLE
(大阪)8月20日(日)11:00〜18:00 @大阪南堀江 BEARS TABLE OSAKA
※当日は、preparageのスタッフさんが在店し、お花の展示、直接の相談を承ります。
イベント全体の紹介ページはこちら→⭐️

写真   手塚洵弥
取材・本文 中澤茉里


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TEL:03-6231-6570(火曜日を除く11:00-19:00)
MAIL:info@happyverymuch.jp

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